初めての現地校授業参観

仕事を時間調整させてもらって、まーの幼稚園の、授業参観に行ってきました









Porte ouverte、英語風に言うとオープンデー。

日本語だと、やっぱり授業参観という言葉が適当なのかな。









これまでにーも含めて、フランスの現地校の授業参観日って設けられたことってなくて、今回が初めての参観になりました。

(日本語の補習校の方の授業参観は、毎年あるけどね)











「来週は、オープンデーなので、毎朝8時半から10時まで、先着3名まで参加できます」



という貼り紙が、先週明けにいきなり教室の前に貼りだされてて、とりあえずそこに名前を書きこんで申し込みを済ませた、という具合。









同じクラスのママ友は、先週後半に申し込みをしようとしたら、既に空きがなくなってて、先生に抗議したんだそうな。

その結果、また別の週にリベンジオープンデー(一週間あるから、オープンウィークか。)が設けられる予定になったとか。









臨機応変、言ったもん勝ちのフランス

逆に、遠慮してたり、瞬発力を駆使できずにいると、貧乏くじしか引けません









にーまーも、学年度末の発表会とかは別として、実際日頃、幼稚園や学校でどんなことをやっているのか、見たことがなかったから、興味津々でした。

特にまーの場合、今年は年中・年長合同クラスだったし、一緒になってそれぞれに順応した活動がホントに行われているのかしらん??とか思っていたし。









まーのクラスの先生は、今年が正式にクラスを受け持つのが初めての、新米の先生。

まだ自分の子供はいないであろう、若い先生だけど、最初からちゃんと子供達と目の高さに腰を下ろしてコミュニケーションができていたし、いつも穏やかな話し方。

おまけにまーもいつも抱きついていってるので、結構信頼はしてたんだけど、実際に30人の子供達相手にどういう立ち回りをしているのか、気になってないわけではありませんでした。









「参観」と言うよりは、「参加型授業」。

実際子供達に混じって行うアクティビティも用意されてました。









まずは、8時半までに登園してきた子供達。



パズルやら組み立て式玩具やらおままごとセットやらで、好きなようにしばらく遊んでいると、やがて先生が、朝の会が始まることを告げます。









子供達は遊んでいた玩具を片付け、片付けが済んだ子達から、ばらばらと先生の前に集まり、床に座り始めます。すると、先生は手拍子でリズムを取りながら、静かに歌を歌い始めました。

毎日そのルーティーンが行われているのでしょう、子供達も自然と、先生に合わせて手拍子を取りながら、静かに歌い始めました。









最後の子が片付けが終わって先生の前に座るのが早いか、歌声が徐々に小さくなって行き、そのまま静かに歌が終わって、朝の会が始まります。

今日は、何曜日?何日?何月?何年?をみんなで確認することからまず、スタート。









それから、点呼の当番の女の子がみんなの頭を触りながらクラスのお友達の人数を数えていくんだけど、途中で、どこまで誰をカウントしたのかわからなくなっちゃいます。









「どうして、〇〇ちゃんはうまく数えられなかったのかな? みんな、なんでだと思う? どうしたらいいと思う?」

先生が問いかけると、ぱ、ぱ、ぱ、ぱ…と人差し指を立てながら手をあげる子たち。

先生に差されるのを待たず、「端っこから順番に数えなかったから~」とか、答える声を先生は、口に右手の人差し指を当て、もう片方の手を人差し指を立てながら上げつつ制して、きちんと挙手してあてられるのを待っていた子たちに回答を促します。









こうやって、仏式挙手(=ハイル・ヒットラーにならないように、必ず人差し指を立てて、肘から上をあげるのが仏式です)を、子供達は学んでいくわけだなぁ。









「そうだね。〇〇ちゃんが数えやすいように、みんなきちんと、並んで座ってみよう。それで、点呼もみんなで一緒に声を出そうか」



と先生が仕切り直して、あらためて、点呼がスタートします。

1、2、3、4… 29。

この日の出席者は、29名。









その後、点呼係の子が、ホワイトボードの前に並べられた数字から、「29」のカードを選ばなくてはいけないのですが、年中さんらしきその女の子は、よくわからない様子。

そこで、先生が他の子供達に助け舟を促します。

「9」と「2」だよ、と言う子。

先生が、ホワイトボードに「92」と書きます。

これでいい?

「いい!」と言う声と、「違う!」と言う声が聞こえます。









ざわつく教室を、また、人差し指を口元に持って行きながら先生は鎮め、29は、最初に2から書き始めて、その右隣に9と書くのよ、と説明します。









朝の会は、さりげなく算数で終わり、お次は4グループに分かれて、仕分けゲーム。









先生が用意した、いろんな動物の紙切れを、自分たちで思ったように、4カテゴリーに仕分けして、用意された色紙に貼る、という作業。

私たち3人の参観中の保護者と先生が、各グループにつきます。









これが、大人の私から見ても、なかなかカテゴライズしにくい動物がいっぱい。

たとえば、鳩、アヒル、ペンギンは鳥類だけど、コウモリは空は飛ぶけど鳥じゃないし、ペンギンは鳥だけど飛べない。

サメと小魚は魚類だけどカワウソも水の中で泳いでいる。ワニも水が好き。

カエルと蛇は仲間?

牛とホッキョクグマ?

女の子はどのグループ?









みんなの意見が分かれます。

時計回りに順番に動物を選んでもらい、基本選んだ子の思うように、グループ分けして、台紙に貼ってもらうことにしました。











全ての仕分けが貼り終わったら、それぞれのグループに適当な名前を書くのは、私たち大人の役目。

「水の中で暮らす動物」「羽がある動物」「毛が生えてない動物」「陸で暮らす動物」という感じで、カテゴリー分けしたのですが、亀をいれるグループは、「毛が生えてない動物」じゃなくて「水の中で暮らす動物」だと、主張するジョアンくん。









「出来上がりましたか?」

私たちのグループに回ってきた先生にも、納得がいかないと言うジョアンくん。

その子に先生が言いました。









「ジョアンくんは納得がいかないんだね。ジョアンくんの考えも正しいんだよ。どれが正解っていうのは、ないの。だけど、みんなで何かを決めるときは、よりたくさんの人が、こう思う、っていうことを選ばなくちゃいけないということを、知って欲しかったの。」









ああ、民主主義っていうのを、先生は教えたかったんだ!

なんか、プチ感動してしまいました。









そのあとは、年齢に応じてまた別のグループに分かれての作業。

まーのいる年長組は、アルファベットの小文字の筆記体で書かれた単語と、それが意味する絵を組み合わせる、というゲームでした。









最初は「難しそう」と尻込みして参加したくなさそうなまーでしたが、参加し始めると、面白くなってきた様子でありました。









それぐらいで10時を回ってしまい、休み時間になるのを待たずに、クラスを後にしました。









まーに関して言えば、私が教室にいることで、最初はそわそわ、最後はうるうるしていたものの、授業そっちのけで甘えてくるということもなく、やるべきアクティビティにはちゃんと参加していたので、安心しました。













(壁に、こんな風に、椅子片付け当番や廊下を列を作って歩く時のリーダー当番やらの、当番表が貼ってありました。その上のお日様や雲の絵は、「今日のお天気」ではなく、「良い子」「ちょっとダメな子」「ダメな子」などを示すもの。お日様の下の色紙に付いている洗濯バサミには、みんなのそれぞれの名前が書いてあります。朝はみんなお日様、つまり「良い子」から始まります。子供はみんな、太陽だ









それにしても先生。

終始声を張りあげることがなかった!









冒頭の、歌を静かに歌いながら、子供達を落ち着かせる、というテクニックにも感心しました。

すぐ怒鳴って、おまけに手まで出しそうになっちゃう私も、見習わなくては!









生まれ変わったら、あんな幼稚園の先生になりたいなー、なんて、憧れてみたり…

4,5歳ぐらいの、自分の頭で考えたことを、何色にも染まってない言葉にし始める年齢の子供達を相手にするのって、きらきら希望に満ちた仕事だなぁ…

ここに無垢な未来がある、って感じ。

(まず、自分の子供をもっと相手にしろって? だな









ほっこりした朝でした

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最近のまー、+ ちょっと、にー

年末年始休暇が明けて、新年も半月近く経っても、結構いい感じで帰宅ができていて、子供達の日本語の宿題を見てやったり、一緒に遊んだりする時間も取れてて、嬉しい今日この頃。









あー、こんな絵や字がかけるようになったんだなー、とか、

こんな言葉も使うようになってたんだなー、とか、

こんな生意気なこと言い返すようになってきたんだなー、とか、

あらためてプチ発見もたくさんあって、頼もしい限り…



って、

どんだけ子供達との時間取れてなかったんだよ!



というツッコミは、しないで下さい









てなわけで、このブログの本分に立ち返り、最近のまー(+ちょっとにー)のいろいろをご紹介。









あいかわらずお絵描きとかレゴとかブロックとか、創作系が好きなまー

最近のお絵描きはこんな感じ。

学校で描いた「人 bonhomme 」の絵です。



うまいっ







親バカ120%ですが、うなっちゃいました。

もちろん、5歳児にしては、ということですが。

一応、モデルはあったらしいんだけど、模写は絵画の基本だし、模写が上手にできることだって、それだけで、素晴らしい







ちなみに、9月に描いた「ひと」の絵はこちら。



数ヶ月で随分、上達したのがよくわかります。

こっちはモデルはなかったにせよ、絵が平たい感じ。









この、「ひと」の絵は、年少のときから、幼稚園で定期的に描いていて、一冊のノートに収まっています。

最初は、丸に目、鼻、口だけだった人間の絵が、だんだんと手足が生えて、指や首、胴体ができてくるという、子供の成長とともに絵が進化していく様子を見ることができて、本当に面白いです。









もうひとつ、まーが幼稚園で模写してきた絵。



「Trois brigands すてきな三にんぐみ」

私も小さい頃、大好きだった絵本

フランスの絵本だったのね。







まーの絵の上に、描き方の説明の絵があるのが見えるでしょうか?







で、これが、原画。









まーが、プリント上部にある描き方の解説に加え、帽子の紐飾りとか、原画の特徴を描き加えているのがわかります。



課題以上のことが出来てるのって、すごいぞっ!









「ひと」の絵も含め、にーも幼稚園の頃はよく絵を描いてたし、絵の進化の様子や速度自体には、さほど違いはないような気もするけど、まーのが若干プラスαがあるかなぁ…?









にーも面白い絵、描いてたし、

「この子は、絵のセンスがある!!」

と、信じていた頃もあったので(親バカ120%)多大な期待は、なるべくしないでおこう。









で、まー

年末、おじいちゃん&おばあちゃんには、新作絵本を描いてくれました!









題: 「これなあに?」









「これなあに?」

「おひさま」









「これなあに?」

「くも」









「これなあに?」

「あめ」









「これなあに?」

「にじ」









「これなあに?」

「おつきさま」









「これなあに?」

「おほしさま」



完。









各ページの人差し指がポイントです

マニキュアしちゃってるのも、あったりして。









ちょっと、前のまーの創作絵本に比べると、独創性に欠けるような気がするんですが、

作家先生曰く、今回のコンセプトは、

「小さい子が学べる本!」



おー、いいねぇ



しかし、まずは、きみが、ひらがな、ぜーんぶしっかり書けるようになると、もっといいよねぇ









絵本の字を書くときは、かな~り私が手伝いました… 

「ふたりめって、ひとりめより知育熱がトーンダウンしちゃうよね?」

という親は、きっと私一人ではないと信じたい…









知育熱うんぬんのほかに、本人の学習意欲っていうのも、ぜーったい影響してますが。

「そんなのは、意欲を引き出せない親の言い訳です!」という母の声が遠くからかすかに聞こえるような…









とにかく、原案まーの、数冊目の絵本。

描きたいだけ描かせてあげたい。好きこそものの上手なれ。

あとで、そういうの残ってると、絶対嬉しいし。









そして、いつか、「言葉が通じないところでも、誰にでも、絵で気持を伝えることができるんだ!」という喜びを、体験してもらえたらいいなぁ。

そうすっと、今度は、絵のせいで語学力が伸びないっていう弊害が出てくるのかもしんないけど









にーも、今のまーぐらいの頃までは、お絵描き好きだったはずだったんだけども。

与えたマンガの量が足りなかったか?

いや、たぶん、彼の興味のベクトルがアウトドアすぎるのかな…(ーー;)









絵本を読んでほしいっていうおねだりも、まーのが多いし。

にーにも同じ絵本を読ませてたけど、読後のリアクションが違う。









数日前、補習校で借りてきた「ないたあかおに」を就寝前に読んでやったんですが。



これ、昔にーに読んであげながら、自分が泣いちゃったって覚えがあるんだけど…

ブログにも書いた気がする。









にーは、涙声になった私に動揺したものの、お話自体には特に反応はなかったのに、まーは「あかおにもあおおにも、かわいそう」と泣きだして、慰めて落ち着かせて寝かせるのに、しばらく時間がかかりました。









感受性が高いんだなぁ。









まーは、3歳ぐらいまでは、水や風も怖いと泣く、超のつく怖がりだったしね。

こういうのって、教育や刷り込みじゃなくて、本人の持って生まれた性格なんだろうなぁ。









子育てほど、こちらの思惑通りにいかないことって、ないな。

あたりまえか、自分のお腹から出てきたとはいえ、別の人間なんだから。









一方のにー

最近はようやく、マンガ以外の本も自ら進んで読むようになってきました。

もうフランス語で読む速さは、追い抜かされちゃったかも。









小5に上がってから、パスワードで閲覧が管理されているにーのクラスのホームページっていうのが開設され、にー専用のアカウントを作ったパパのパソコンで、時々家でも自分でチェックするようにもなりました。

パソコン、というか、タイピング練習?の授業は昨年度から始まったみたいだし、最近の子はやっぱり、パソコンと共に大きくなるのね。



このホームページ内で担任の先生やクラスメイトたちとやりとりができる、メアドも用意されてます。

個人で好きなアバターも設定することができて、にーも早速、スーパーサイヤンの顔をアバターにしてました。

楽しそうだな~。









クリスマス休みには、たくさんのグリーティングメッセージが届きました









にーがラブのクララちゃんからも…









「クララから僕にグリーティングメッセージが来たっ! 僕にっ!!!!」

発狂するにー

いーえ、違います。

きみ個人宛ではなく、クラスのメンバーへの全体メールです。









今度は自分でクラスの友達に短いグリーティングメッセージを打とうとするにー

人差し指でたどたどしく打ってるのを後ろから見ながら、「ちょっとちょっと!」と割り込んで代わりに打ちたくなってイライラしたのは、職業病でしょうか…?

学校では両手打ちは教わらないのかな。

早打ちガンマン(ってまだあるのかな?)のソフトを、是非買ってやりたい…









クラス専用のホームページには、フォトアルバムなんかのページもあって、学校で、授業中、日常的な授業の他に、どんなアクティビティをしてるのか親も垣間見ることができて、興味深いです。









11月あたりからは、環境問題について、結構クラスでディスカッションとか電球のリサイクルの署名運動、リサイクルゴミ処理場の見学なんかもあって、家でも、「ミネラルウォーターはリサイクルができるにせよプラスチックゴミが出るから、浄水器を使って水道水を飲んだ方がいいね」とか話をしたり、確実に男の子から少年に変わりつつあるにーであります。









成長は嬉しいけど、やっぱりちょっと淋しさは否めませんな。

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にーとまーの5歳違いの日仏男児との日常を綴っています。

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