ウイルスの立場を代弁する

「だって生き物なんだから、ただ生きて、子孫を繁栄しようとしているだけなんだよ。」
こんな悪魔のようなウイルスの立場を代弁をしようとするダンナ。

そのウイルスのせいで、自分の親や子供が死んじゃっても良いっていうの!?💢

と反論すれば、また感情論にもっていこうとする、と、どうせ言われるのが関の山なので、言い返しもしませんでしたが。


まぁ、正しいんでしょう、彼の言うことも。
人間がどんどん地球のありとあらゆる生態系を搾取して破壊して来る過程で、どっかでひっそり生息していたウイルスを呼び出しちゃったのかもしれないしね。
その、目覚めたウイルスの副産物として、これまで、地球規模の人間の代表さんたちが何十年も不毛な会議を続けて、いくつもの法律をこしらえて、これでもかと対策を強いてきても、悪化の一途を辿っていたた大気汚染問題がフランスでも改善されています。
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資料: ESA
左が昨年3月の、右は今年3月14日から25日のフランスの、窒素酸化物、つまりは大気汚染物質浮遊量です。


地球が悲鳴をあげて、ウイルスに助けを求めたのかなぁ、なんてポエムなこと思ったり。
でも、こんなことでもなければ、私達人間は、自分たちの生き方を変えようとすることは、なかったでしょうしね。
事態が収束しても、2019年までのような生き方や生きる価値観は、持てないかもしれません。


一方で、こんなことにも、あらためて気がついたり。
インターネットのお陰で遠く離れた国の人々とも繋がっていられるけれど、ごく近くにいる自分の家族と一緒に過ごす時間は、希薄になっていたかも…。

これまで学校任せだった子供たちの勉強を見てやることで、あらためて学校の勉強について学んだり。
夕食後や週末には、家族で一緒にゲームをしたり、体を動かしたり、映画を観たり。
夕飯の支度なんてめったにしてくれることのなかったダンナが、進んでキッチンに立つようになってくれたり。(私が完全なテレワークができないからだけど。)
それって、すごいことですよね!


とりあえずこうして元気で、自分の子供達やパートナーとこんなにも密で、貴重な時間を過ごせるのは、今も現場でウイルスと闘っている医療従事者の皆さん、物流関係者の皆さん(Amazonさん、プリンターのインク、日曜日なのに届けてくれてありがとうっ!)、スーパーで働く皆さんのお陰。
本当にありがたい。


なんて、謙虚に思えるのは、自粛生活が始まってまだ2週間だからなのかな。
4月15日まで延びた、フランスの自粛規制。
5月上旬のイースター休み明けまでとも、夏休みまで延期されるだろうとも、噂されていますが…


それまでに、家庭崩壊が起こっていませんように!😖


そして、一日も早く、事態が鎮静化しますように…!!


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外に出ないで欲しい!

どうか外に出ないで欲しい。
もうそれしか、私達にこのウイルスの暴走を少しでも減速させる手立てはない。
完全に見縊っていたのは、私だけじゃないと思う。


若いから、基礎疾患がないから、


そんな微かな「大丈夫だろう」という気持ちの余裕さえ、このウイルスは私達から消してしまった。


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ジュリー、16歳。
24日火曜日深夜、パリ首都圏の病院で亡くなった。
フランス首相が、「初めての若い犠牲者」と、昨日木曜日26日、発表した。


映画じゃない。
TVドラマでもない。


光り輝くように美しいけれど、彼女は現実にパリ郊外に暮していた、外出禁止令が出る2週間前までは普通に高校に通っていた、どこにでもいる女子高生だった。


ジュリーに咳の症状が出たのが先週末。
症状は軽快しない。
23日月曜日、息がしづらく、咳も酷くなったためかかりつけの医者へ。
医師は救急に連絡、程なく、完全防備をした救急隊が到着し、酸素マスクの下に紙のマスクを装着され近隣の病院へ移送される。
CTスキャンで肺に混濁がみとめられたものの、深刻なものではないとの診断。

呼吸困難で別の病院の集中治療室へ移送されたのは翌火曜日未明。
その日の午後には、まだ母親となんとか会話はできたものの、息が長く続かず、心臓の痛みを訴えていたジュリー。
そこで受けた2回のウイルス検査では、2回とも陰性。
医師も、看護婦も、完全防備を解き、ジュリーと母親に大丈夫と告げていた。
安心した母親はまた明日来るからと病院を後にした。

しかし、その夕方。
「最初の病院で受けた検査結果が到着したが、それは陽性であった、ジュリーの容態は悪化しており、挿管しなくてはいけない状態」という病院からの連絡。
その数時間後。
ジュリーは、息を引き取った。

伝染病死者の死後の扱いのプロトコルは厳格で、1時間以内にジュリーの身の回りのものは全て燃やして処分しなくてはならない。
葬式も執り行ってはいけない。
埋葬には10人までしか立ち会うことはできない。
母親は、棺に入れられるジュリーの顔に死に化粧をしてやることも、服を着せてやることも、棺に入った娘の最後の顔を見ることさえ、出来なかったそうだ。


2020年の新年を祝っていた頃、誰が、春になる頃に、フランスが、世界が、こんなことになることを予想しただろう。


日本は、まだ間に合うことを、祈っている。


でも、知っておいて欲しい。
フランスだって、3週間前の3月6日には、まだ400人強の感染者しか、数名の死者しか、いなかったということを。
それが、今や、集中治療室も、人工呼吸器も、闘い続ける医療従事者のエネルギーも、枯渇しそうだということを。


このウイルスが、それだけ感染力が強く、
発症するまでの潜伏期間にさえ、感染できるのだということを。


特効薬はない。
ワクチンの完成には早くても、1年から1年半はかかるという。
それまで、この暴走列車をコントロールするには、列車が自由に走り回れるレールになり得る私達が、暴走列車から身を隠すしかない。


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フランス、コロナウイルス感染症警戒レベル3の日曜日

昨夕の首相の突然の、国民のライフラインに関わらない商業活動の閉鎖措置の発表から明けた日曜日。

空は青く、日差しは暖かく、春の到来を家族で楽しむには最高の日であったでしょう。
しかし、ほとんどの人は、市議会選投票に行く以外には、なかなか外出する気には、なれなかったのでは…。

我が家は、家族連れはまだ繰り出していないであろう、午前中に、町はずれのただ広いだけが取り柄のような公園に車で出かけたのですが、ジョギングや散歩をする人と何人かすれ違った程度で、やはり人出はまばらでした。まぁ、この公園は、いつもそんなに人がいないんですけれども…
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別に侵入禁止の場所じゃないですよ。
春なのに、走り回る子供たちがいないと、やっぱり淋しいですね…

でも、今は、人との接触が一番いけない時期。
人混みは避けないと。

そして、手洗い。20秒習慣!
20秒って、結構長いんですよね。知らなかった。
こちらでは、ハッピーバースデーの歌をうたいながら、歌が終わるまで洗い続けるっていうのが、あるんですけど、
昨日、まーが補習校のお友達から、こんな歌を教わってきました。

これ、わかりやすい!
手洗いの習慣がないフランスでも流行らせよう。

でも、フランスで、いや、ほかの国でもそうなのかな、このウイルスを軽視してるのは、意外に大人に多いのかも。
それは、重篤化するケースは少ないというデータの過信から。

「もし感染しても、多分自分は若いし疾患もないから、どうせ軽症で済むだろうし、大丈夫」

でも、そう思っているうちに、

貴方の大切な人や、貴方自身の、ご両親や恩師を、貴方が殺めてしまうかもしれない。

そして、この、まだ特効薬が開発されていない未知のウイルスが、もし感染拡大し続けるうちに進化して、若年層の重篤化を引き起こすようになってしまったら…

大統領が演説で触れた通り、このウイルスにパスポートはなく、国境を軽々と超え、地球上を自由に飛び回って肥大化しています。
肥大化を食い止めるには、感染媒体となる、私たち一人ひとりが、ウイルスから自身を隔離するしか方法はないと、いうことなのでしょう。




だけどなぁ。
専門家の見方によれば、この非常事態、恐らく3か月ぐらいは続くだろう、ということなんですよね…

その予測が外れて、子供たちがお友達と、2020年の春を満喫できるようになるのを、切に祈ります…






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フランスにおけるコロナウイルス - 感染症警戒レベル3へ

いよいよ本格的な警戒態勢になってきました。フランスのコロナウイルス対策。
今夜の発表は、大統領ではなく、大統領の右腕、エドゥアール・フィリップ首相。

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「今夜0時より、我々のライフラインに関わらない一切の商業活動:レストラン、カフェ、バー・クラブ、映画館等を、政府の解除通達があるまで禁止します」

と、発表。19時48分のこと。


一昨日の大統領の、全国学校閉鎖に関する演説は、20分もの長い時間だったけど、どちらかと言えば
「そうだよね、こんなときは、みんな一致団結・連帯だよね!」
と誰もが思ってしまうような、国民の共感を誘うものだったのですが、今日の3分も満たない首相の発表は、
「はいっ、あと4時間で、みんな営業活動終了ね! 今から警戒レベル3だからっ」
と、ひじょーにドライで、なんか事務的。
フィリップさん。マクロンさんに、言いにくいことだけ言わされて、ヒール役にされたねっ!


現場は今頃てんやわんやでしょうねぇ…
いくら政府の補償がある程度受けられるだろうとは言え、国内の失業者・経営破綻者の深刻な増加は、避けては通れないでしょう。


これこそ、みぞゆう、もとい、未曽有の事態でしょうな。
ものすごい時代のうねりの中に、自分がいるような気がします…


3月14日現在までの、フランスのコロナウイルス感染者は、4499名、うち、死者は91名。
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この72時間で感染者は倍に増えています。
感染拡大のスピードが、半端ないのが、このウイルス。
ただし、感染者の98%の人は、軽症で済み、元気になるというデータがあります。
ここから数行追記です。

だから、コロナウイルスに感染しても大丈夫、ということではないのです。

ここが、政治家や専門家や情報発信者への揚げ足取りになってるけど、
パニックになるにが、一番いけない。
だから、必ず、安心データをまずは出すわけで。

だけど、正しい予防が必要、ということで、手洗いと咳エチケットの徹底、そして今回、
もしかしたら感染していて症状がない人と接触して、自分がウイルスの拡散媒体にならないために、
人との接触を最小限に抑える措置が取られた。

だから、自分以外の人を生命の危機に晒したくなかったら、人やウイルスに濃厚接触しそうな場所は避ける。
それが、今、フランス、イタリアで、スペインで、そしてニューヨーク市において、政府が決めて施行され始めた特別措置です。


追記終わり。


重篤化して奪われるかもしれない2%の命を守るため、2%の分母を最小限に抑えるため、学校活動も、商業活動も、人が集う活動の主たるものを、フランスは停止させたというわけです。
この停止期間に、別な意味で生活が脅かされることになる市民が続出したとしても、それは、今パンデミック封じ込め措置をしなかった時に奪われるかもしれない2%の命よりも小さいであろう、という判断。
フランスは、社会主義なんだなぁ、と思う瞬間です。


とりあえず、あと2週間ぐらいは買い物に行かずとも、なんとか食生活に困らない程度の備蓄はできましたが、この非常生活が、いつまで続くことになるのか。


あぁ、あの3月は、大変だったねぇ、と後で笑って話せるようになる頃には、テレワークと遠隔授業が当たり前の世の中になっているのかも…






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