フランス外出規制措置から1ヶ月が過ぎた、薬局とスーパーとかかりつけ医と

この時期、できることなら足を運びたくなかった医者に、行ってきました。


「そもそも、今、遠隔診察以外に、お医者さんってやってんの?」

と、恐る恐る電話してみると、すぐに先生が出て、あ、いいですよー。ということだったので。


ちなみに、フランスでは、外出規制措置が敷かれてから、ほとんどの開業医・専門医は、オンライン予約のみ受付、診療は原則遠隔メインに切り替わりました。
もともと予約については、オンラインで取ることを推奨してくる医療機関はここ数年増えてきていたのですが、遠隔診療開始は、外出規制措置以降。
この、フランスにおけるオンライン予約・遠隔診療のシステムを一手に管理しているDoctolibというシステムについては、別の日記にまとめます。


私のかかりつけ医は、もともと予約制もしなければ受付秘書も雇わないという一匹狼(風貌はどちらかと言えば狸…失敬。でも、この先生に限らず、フランスでは町医に関して言えば、アパートの一室を改造して医師単身で開業している診療所が大半です。)で、合理化の類、あんまり好きじゃないようなタイプだったのですが、この時期でさえ、普通に診療しているのは、あっぱれ、という感じ。


いや、医者に行くとか言っても、コロナっぽいとかじゃないですよー。
指がこんなことになっちゃって…
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中指立てててすみません🖕
1週間前ぐらいに、ささくれができてたのを、えいって軽くむしっちゃったんですよね。
3、4年前に、同じようなことをして、やっぱりこういうことになったのに、
あいかわらず学習能力0の自分。
あ、「Panariパナリ」っていうこの症状のフランス語名称は、ばっちり覚えてましたけどね。
日本でいうところの、ひょう疽でしょうか?
しかし、このところ、未だかつてないくらいこまめに手洗い消毒してるっていうのに、バイ菌って入っちゃうもんなのねぇ。


パンパンに膨らんで指を曲げるのも難儀になってきた週末。
とりあえず薬局に行くと、社会的距離ラインテープが、自動扉からカウンターまで2m間隔ぐらいで貼ってあって、カウンター前には、紅白に「これより近づくべからず」テープが引いてある上に、透明な衝立ができていました。
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「あ~、Panariですねぇ。痛そうですね(→いや、そんなに痛みはないんですけどね)。これで軽快する様子なかったら、月曜日にお医者さんに行ってくださいね」
と、マスクと手袋装着の薬剤師さんから、一日2回、1分間指を浸して雑菌する為の専用消毒液が処方されました。
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こんなやつ。
抗生物質は、医師の処方箋がないと、出してもらえないんですよねぇ。


帰り道。
お天気の土曜日の午後だというのに、公園にはもちろん子供たちはおらず、人通りもまばらな商店街。
唯一、人がいるところがあって、なんだろう、と思って注意して見ると、それはスーパー入場待ちの行列でした。


そういえば、虫よけを買わなくちゃいけなかったんだと、立ち寄ることにすると、そこでは、薬局なんて目じゃない社会的距離対策が実施されていていました。
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☑ 入口には1〜2mの距離を隔てた入店待ちの人の列が(フランス人なのに!)整然とできており、
☑ 店頭でひとりずつ中に入るよう誘導している警備員はマスクの上にフェイスガードを装着
☑ レジの人たちは、プラス手袋も装着
☑ 店内のまばらな買い物客の半分は、マスク装着(自分を含む)。


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しばらく買い物に出ないうちに、どこかで観たSF映画の近未来都市のような世界になってしまった近所の商店街に戸惑い、5月下旬から子供たちがこんな風にマスク、フェイスガード、手袋着用で、学校に通い始める姿を想像して、十分ありえそうと納得してしまった自分に、軽くショックを受けながら家に帰りました。


で、消毒液ケアを始めたものの指の腫れが引く気配がないまま迎えた月曜日。
「この調子じゃぁ、クリニックはさぞやの防備をしているんだろうなぁ…」
戦々恐々とかかりつけ医のクリニックに到着すると、壁や扉の前には、「コロナウイルスに罹ったと思ったらまずはこうしましょう!」的な貼り紙が何枚も。
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手洗い励行から咳エチケット、微熱が続いたら遠隔治療OR40度未満の高熱だったら15番(救急)に電話して救急には行くな!とか基本的な説明のマジックなぐり書き


うーん、先生、どこまでもアナログだな。


おまけに、扉の前には、「待合室は4人まで!」の注意書き。
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なんとなく、物々しい雰囲気!
開けた瞬間、数名待ってたら、外で大人しく待つつもりで、ハンカチで取手を覆いながら、いざ扉を開けると…


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誰もいないしっ!!

普段は少なくとも2、3名は待っている人がいる待合室なのに、肩透かしっ!




すぐに先生が診療室から顔出したけど、
先生、マスクすらしてないしっ!

先生の周りだけ、Beforeコロナの時間が流れています。



私を診療室に通し、今日はどうされましたー?と言いながらデスクに腰掛け、私がマスクをしているのにバツが悪いと思ったからか、引き出しから使い捨てマスクをおもむろに引っ張り出して装着する先生。
デスクの上に消毒ジェルすら置いてない。
これだけ危機感を持っていない医療従事者が、まだフランスにいたんだ!と、微かな感動さえ覚えました。



赤くパンパンに膨れ上がった指先と、土曜日に薬局で処方された処方された消毒液を見せると、
「これは、抗生物質も飲まないとダメだね〜。痛いでしょ(→と、皆さんから言われますが、そんなに痛くはありません。)、痛み止め(パラセタモール)も出しておくね」
とさくさくっと診察完了。
そのあとは、コロナingの日常についての、四方山話をちょこっと。



先生は今も普通に開業されてるんですね、と言うと、
開けてれば患者さんは来るからね、だいぶ減っちゃったけど。直接医者に会って診察してほしいって人もやっぱりいるからね。会って話聞いてあげるだけで安心する患者さんもいるし…
と先生。


「先生はいつも診察よりおしゃべりの時間のが長いですもんね」
と思ったけど、ええ、もちろん、言いませんでしたけどね。


それでは、お大事にー、でおしまい。
安心料25ユーロ。
私の場合は、抗生物質購入券のための25ユーロ。
社会保障局から還付されるから、実費10€以下になるけれど。


先生の処方箋をもって、正面の薬局に寄って薬を買って、家に帰りましたとさ。


前回Panariになった時に処方してもらったのと同じ。
街の様子も、薬局も、スーパーも、すっかり変わってしまったけど、Panariの処方箋と先生だけは変わってなかった。
それはそれで、なんかほっとしたけど、抗生物質飲み出して丸一日以上経ったのに、指は相変わらずパンパンに腫れております…治るんかな、これ?
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誰か答えを知ってたら教えてほしい。

どうしても納得がいかない。
誰か答えを知ってたら教えてほしい。



かなりポジティブさに欠ける(いや、最近ずっとこんな感じか?)日記なので、ハッピーでいたい人はこの先は読まない方がいいと思います。乙。













このところ悶々としていたところに、本日、日本から流れてきたニュース。

某県某市の介護老人保健施設で集団感染が起こっているそうだ。
4月15日現在までに職員・入所者合わせて5人(17日には22人に増加!!たった2日で4倍以上!!)の感染が明らかになったと。
施設の実名も出てる。
「県は、この施設の入所者95人と職員84人の全員に対して検査を実施して、感染拡大を防ぎたいとしてます。」
と、ニュースは結んでいた。



話が違うじゃないの…



私のよく知っている人…と言うか、唯一無二の人が入院している同県、
っつか、ものすごい近距離にある某病院の病棟でも、感染者が1人出たと聞いたのは、先週金曜日、4月10日の話。
病院の実名は、県や市のホームページには出ない。ニュースにもなっていない。
同病棟内同フロアの医師や看護師でさえ、感染が発覚した入院患者を直接接触していない場合は、検査はしないらしい。
もちろん、入院患者の全検査も、する予定はないそうだ。
だけど、入院患者は向こう2週間、退院させてもらえず、介護タクシーも呼べず、退院したとしても訪問介護士も利用できないらしい。
当然、家族も面会謝絶だ。
それがプロトコルだと…




なんなの?

同じ県なのに、このダブルスタンダード。

濃厚接触者は全員検査して、感染拡大防ぐのが、県の方針なんじゃないの?

介護老人保健施設と病院の違い?

病院は、院内感染しないとでも?




濃厚接触者に該当しないなら、退院させてあげてよ。
普通に介護タクシー乗ってさ、訪問介護の人に来てもらっていいじゃん。



向こう2週間って言うけど、院内でぽろぽろ感染者が出続けたら、そのまま、この状況続くってことだよね。
ねぇ、なんで全員検査しないの?
精度が悪いなら2回でも3回でも検査すればいいじゃん。
しても無駄だから?
検査したら陽性がいっぱい出ちゃいそうだから?
そしたら病院の評判悪くなるから?
介護施設の評判はどうでもいいの?



ねぇ、なんで?



こんな環境で毎日働かなくちゃいけない病院スタッフは、どんなに怖いだろう。
家族とも突然会えなくなって、入院している人もみんな、どんなに孤独で心細くて恐ろしいだろう。
蛇の生殺しって、こういうの言うんじゃないの。
初めて実生活で使ったよ、こんな言葉。
次は自分の番かも…そう怯えながら働いたり、入院生活送ったり…
ロシアンルーレットか?



この病院で今日、今この時も頑張ってくれているスタッフの皆さん。
彼らのケアなしでは、コロナ以前にとっくに命が潰えているかもしれない患者さんもたくさんいるわけで。
感謝してもしたりない。
スタッフの皆さんに倒れて欲しくないから、実名を出すのは避けるけれど。
実話です。
現在進行形です。



スタッフも患者も、全検査して、感染してるスタッフは症状がなければ自宅で静養!
入院患者は、感染者とそうでない人とを、ちゃんと隔離して欲しい!




どうして、そうして、もらえないのか。
誰か答え知ってたら教えてください。


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テーマ : ひとりごとのようなもの
ジャンル : 日記

非常時だからと、割り切れますか?

例えば、
無症状感染しているあなたが押したエレベーターのボタンを、次に押したのが、あなたの愛煙家の父で、2週間後父親は急性肺炎で入院する。
あなたは見舞いには行けないし、父親の最期を看取ることも、もちろんできない。
そういうやつですよ、今、世界中で流行っているのは。



こんな例え話をすると、また大袈裟なことを、と、嘲笑されるかもしれません。
縁起でもないことを言うな、不安を煽るな、と怒る人も、いるかもしれません。


所詮、人間は、すぐ自分のそばまで、危機が迫らない限りは、自分のことと実感しないものなのでしょう。
自分も偉そうにうんちくを垂れることが出来るような立場じゃないけど。
自戒をこめて続けます。
すぐそこに、危機が迫ってからでは、手遅れなわけで。
どうして、あの頃、気をつけていなかったんだろうと思ったところで、時間は巻き戻せない。


数ヶ月後、あなたの周りに、この悪魔の申し子のようなウイルスの犠牲者が出なかったならば、結果オーライ。
あんなに何もかもに神経質になって過ごしていて、なんかバカらしかった!と、思うのは自由だし、そうであって欲しい。けれど、今は、「バカらしい」と思いつつ、我慢して欲しい。


外出制限措置の効果で、重篤化する感染者数は確実に減って来ているフランスですが、死者数は依然、増え続けているのをご存知でしょうか?
集中治療室に運ばれないまま、死に至る人が増えているということです。


院内感染です。


もともと基礎疾患があるご老人が多く入居している、要介護高齢者施設で、合併症を起こし、そのままそこで亡くなられた方の検査をすると、陽性、というわけです。
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黄色の折れ線グラフが、感染入院者数。
オレンジの折れ線グラフは、集中治療室入院者数。
緑の棒グラフは退院患者数で、赤の棒グラフが死者数


注目すべきは、グラフ下二段目の赤い数字。左は病院(hôpital)での死者数、右は施設(ESMS)での死者数、つまり院内感染による死者数です。
院内感染者はそもそもフランスでの死者数にカウントされていなかったのですが、急に先週の木曜日から数字的には合算され始めたものの、赤い棒グラフには相変わらず反映されていません。
あたかも、死者数も落ち着いてきているような錯覚をおこさせます。
なんなんでしょうね、この情報操作。


施設にウイルスを最初に持ち込んだのは、ひょっとしたら、外出制限措置前に見舞いに行った、無症状感染していた家族のひとり、だったのかもしれません。


「そうは言っても、綺麗事では、食べていけない。働かなくちゃいけないんだよ。」
「みんな出勤してるし、自分だけ休むわけにはいかない。」
「国が欧米諸国のような休業補償を打ち出してくれないせいで、休めない。」

私も日本で生活していたら、今頃、そんな風に思っていたかもしれません。
守らなくちゃいけない家族がいるなら、なおのこと。
わかります。
わかるけど、
それで本当に、自分も家族も守れているの?


「施設で延命治療を受けている老人が、コロナで先に息絶えていくのは仕方ない。」
そう言う人も、いるかもしれない。


自分の親でも、そう言えますか?
家族にも、誰にも、看取られず、独りで逝く親を、
非常時だから、と、割り切れますか?



ウイルスは移動し続ける人間を媒介に、あちこちに拡散を続けていて、もう隣りまで来ているのですよ。


Stay Home, Stay Safe
Rester chez vous’ pour sauver des vies.


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今、世界で一番トレンドな、誰にでも簡単にできる世界を救う方法

世界中のインフルエンサーが今、いろんな言語で発信している、
今、世界で一番トレンドな、誰にでも簡単にできる世界を救う方法とは。


答えは皆さんもうおわかりと思いますが、

#StayHome

#ResterChezNous 

#家にいよう


ってことなんですが。


総理から緊急事態宣言が発出されたところで、「世界を救う THE HIKIKOMORI」プロジェクト推進国から、またひとつお願いがあります。
そろそろ「外野うるせえ」と言われそうですが、口うるさい母親のような愛情からだと思って聞いて下さい。


多分、田舎の親御さんの元や安全(と思われる)地域にある「家」に帰ろうとしている、もしくは帰ったばかりの人が、今頃たくさんいると思います。
当然です。動物の防衛本能ですから。
「家」「家」でも、人口密度が低い場所ある「家」にいた方が、いいに決まってるし。


だけど、
辿り着いた「家」自分が既に感染していると思って、これから2週間ぐらい行動してほしいのです。


イタリア北部では、封鎖直前に他地域に人が移動してしまったために、一気に、イタリア全土に感染が拡大しました。
みんなウイルスから逃げたつもりで、自分たちがウイルスを他の場所に持ち込んでしまったってことです。


パリでも、ロンドンでも、ニューヨークでも、都市ないし全土封鎖へのカウントダウンが始まったと同時に、人があちこちに移動したけれど、移動した先でも原則自粛生活が強いられていたために、イタリアのような全国規模での感染爆発には、今のところ至っていません。


自分が感染してると思うと、日常生活がこういうことになってきます。

☑ 食事以外の時はマスクをつけて、手洗いは家にいるときも1時間おきに。

☑ 顔、髪は触らない、目はこすらない。

☑ 自分の触れたところ、触れたものは、こまめにアルコールで拭う。

☑ 衣類もタオルもリネン類すべて、60度以上で洗浄。


フランスのメディアが出してる「コロナ対策生活」イラストがこちら。
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ちなみに、身の回りに付着したウイルスの生存時間の目安は、以下の通り。

☑ ステンレス → 3日間

☑ プラスチック → 3日間

☑ 紙・段ボール → 24時間

☑ 小銭 → 4時間


こんなに長生きしちゃうんですね💦


「ここまでやってんだから、自分も家族も感染するわけない!」
と神経質すぎるぐらいが良いと思います。
家族も世界も救うためです。


でも、「○○しなくちゃ!」ってひきこもり生活はストレスがたまるから、社会的距離を保った上で、散歩やジョギング、野外で体動かすことはした方がいいですョ。



外へ出る気分転換さえ、フランスでは自宅から1km以内の1時間以内にって制限されています。

春なのに! 

こんなに天気良いのに!!


おまけに、パリなんか、明日8日からは、午前10時から午後7時の野外のスポーツ禁止令が出たそうです。



まぁ、仕方がありません。
高額な罰金があっても、自粛できない人が公園に溢れてしまうパリですから。
ラテン人の身体って、太陽にあたって光合成しないといけないように、できてるのかも。
外出禁止措置以降、DV件数も増えているみたいだし。
わからないでもないんですけどね。
ラテンじゃなくても、ゴールがどんどん引き延ばされる耐久マラソンしているようで、時折不安になるもの…



そんな「世界を救う THE HIKIKOMORI」プロジェクト絶賛開催中の国と比較しつつポジティブに見れば、日本が、規制ではなく、自粛レベルというのは、ラッキーなことでもあるわけですよ。
飴も鞭もなくても、人は行動できるという模範を、世界に示せるチャンス。
一人ひとりが気をつけて生活することができれば、公園の散歩さえ禁止するような極端な規制は無用なはず。



それに、一足先に感染爆発してしまった他の国の失敗を反面教師として、そして、その反対に、韓国やドイツなど封じ込めに成功している国(=感染者数は多くても、重篤者を少なく抑えられている国)の施策から、たくさんのことを学ぶことが出来るわけだし、うらやましいです。



これから2週間が踏ん張り時です!



まだ間に合うと良いけれど…

Stay Home !!

Save The Lives !!





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緊急事態措置先進国より愛を込めて

日本でもとうとう、明日7日(火)、首都圏や大阪、福岡などで、緊急事態宣言が発出されるようですが、一足先に緊急事態になっちゃってるフランスから、僭越ながらアドバイスを…



物流は急には止まりません。

買い占めの必要はないです!

だから、スーパーに駆け込まないでください!

かえって、そこで、感染しまくります!!



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出典: 「新しい社会 歴史」東京書籍
オイルショックの時は、ウイルスは蔓延してなかったからよかったようなものの、今これやったら、完全に濃厚接触ですよ。
こんな歴史は繰り返さないで欲しい。後世に笑われたくないですよね。



「どんどん品薄になるから、とりあえず買っとかなくちゃ」
と余計に買っちゃうと、本当に喫緊に必要としている人の分が残りません!

特に、ひとり暮らしのお年寄りなど、若い人ほどフットワークがよくない人たちにとっては、死活問題です。

それに、大勢の人が我先にと押し寄せると、スーパーのレジの人たちもパンクします。



品薄になりやすいのは、欧米では次の通り。

✅ パスタや米などの買い置きできる炭水化物

✅ ハンドソープや除菌アルコールジェル

✅ あと、やはりトイレットペーパー

ですが、パスタ以外は、またすぐに棚に普通に並ぶはずです!

パスタ王国イタリアと違い、新潟も秋田も封鎖にならないんだから、米の流通が途絶えることもないでしょう。

缶詰類は思ったより品薄になっていません。



それから、マスクや手作りマスクにと買い求められる滅菌ガーゼー等は、もう既に売り場に残ってないかもしれませんが、これは、これからもっと必要になるであろう医療従事者の元に行き渡らなくなりますので、咳エチケット用のマスクが必要なのであれば、ハンカチやペーパータオルとかで簡易マスクを作って使用することをお薦めします。

ってか、咳が出るようになったら、とりあえず、完全に外に出ないで、家に篭って家族との接触も最低限にして、過ごしといた方がいいですよね。
本人にとっても、周囲の人達にとっても。



ちなみに、現在フランスでは、マスクは医師の処方箋がないと、購入できません
無症状の人や潜伏期間の感染者からの感染ケースも認められている以上、常に自分が感染者だと思ってマスクをすることは感染拡散防止に有効だとは思いますが、一般人の買い占めで、コロナか否かを問わず常に患者と接しなくてはならない医療従事者の使用分がなくなってしまっては、本末転倒です



そうじゃなくても、今各国の医療現場にマスクが足りなくなってて、中国の空港で、荷積み寸前に、大枚で空港関係者のほっぺた叩いた某資本主義大国に、他の国行きだったはずのマスクが横取りされるという事件が横行しています。



外出禁止措置がとられ、早4週目に突入するフランスでも、新規感染者数も、重篤者数も、このところ減ってきています。
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これは、外出禁止措置が始まった3月17日午後からの、フランスの新型コロナウイルス感染者の入院患者数のグラフです。
出典: Internaute
折れ線グラフが総数、棒グラフは新規の入院患者数です。
自宅隔離、外出制限は、時間は2週間ぐらいは最低でもかかりますが、確実に感染拡散のピークを抑えるのに効果があります。



これも、毎日第一線の現場で今も闘ってくれている、医療従事者の皆さん、スーパーのレジの皆さん、フードデリバリーの皆さん、物流に携わる皆さん、電気ガス水道供給を確保してくれている皆さん、インターネットプロバイダーの皆さん、公共交通機関を動かしてくれている皆さん(使ってないけど)のお陰です!
本当に感謝感謝です❤️



今日6日あたりが感染者数のピークではないかと、言われていましたが、果たしてその予測があたり、予定通り今月15日で特別措置は解かれるのかどうか…



首都圏、大阪・兵庫、福岡の皆さんも、頑張って下さい!


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テーマ : 日々のつれづれ
ジャンル : 日記

コロナ感染先進国に住む一日本人が臨む日本の風景

志村けんさんが亡くなり、
クドカンさんの感染が発表になり、
この、日本の超有名人の感染が連日報道されるにつけ、日本のことが、イタリア、スペインに次ぐヨーロッパの感染爆発先進国フランスから心配になります。感染者総数が6万4000人を超えたフランスでさえ、まだ、ここまで庶民に人気のある大物の犠牲者は出ていません。
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クドカンさんのドラマ、好きなの多すぎて選べないけど、とりあえずこれ!


特に気にかかるのは、有名人なら「感染して気の毒」という反応なのに、
一般人の感染だと、
「どこで感染したんだ、そんなところに行くのがいけない、なんで自粛していなかったんだ」
と、途端に目くじらを立てて自己責任論が持ち出され、非難される風潮があるように見えるところ。


風邪ひいても、はしかになっても、「お大事に」と言われることはあっても、他人から非難されませんよね。
インフルエンザになったって、
「どうして予防接種しておかなかったんだ!」
って、怒られます? 
怒る権利があるとしたら、受験を控えた子供がいる自分の家族とか、予防接種を強く推奨していたかかりつけの医者ぐらいですよね。


医療機器メーカーで働く日本の知人が、
「会社の信用にかかわるから、絶対にコロナには罹るな!」
と上司から言われ、毎日戦々恐々と出勤している、アルコール消毒のし過ぎで手がガサガサになってしまった、と嘆いていました。
もはや誰が感染してるかわからない人達の吐息が顔にかかるような満員電車で、往復1時間以上かけて通勤していて、感染しないって、至難の業ですよね。


フランスみたいに、
「外出歩くな! 外出許可証もって出なかったら罰則だぞ!」
と自分たちが選んだ国の代表(外国人にとっては、自分が生活する国の代表)が決めたのに、天気がいいからと外を出歩いてるような人が、みんなから非難されるのはわかります。
でも、それは、国が市民に補償を約束した上で、その非常規則を課したからだし、現場で闘う医療従事者の
「頼むから家にいてくれ! でないと救える命も救えなくなる!」
という医療崩壊を止めたい悲痛な訴えが、毎日のようにSNSやニュースで報道されているからです。


日本で暮らしたことがあるフランス人は、口を揃えて言います。
「日本は素晴らしい国だ。人々は優しいし礼儀正しい。清潔だし、公共交通は時間通り運行しているし、スリや泥棒を心配しなくてもいい。」と。
でも、その後に、
「だけど、目に見えない決まり事がたくさんあるよね」
と続ける人が、一定数います。



この「目に見えない決まり事」っていうのが、「みんなやってるんだから、君ももちろんやるよね?」という無言のプレッシャーであり、「空気を読め」であり、「忖度」ってことなんでしょうね。
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日本で新型コロナウイルスの感染が今のレベルに抑えられているのは、間違いなく、
衛生観念が高く、
日頃からマスクを装着している人が多く、
更に、
率先的に、周りの人達に迷惑がかかりそうな言動を慎むことができ、
そして、
国の要請とあらば、たとえ規則でなくとも、補償も刑罰もなくとも、自分の生活が苦しくなることがわかっていても、耐えて、我慢して、素直にそれに従う、
そういう国民性に因るのだと思うし、
日本の外に暮らしながら、事あるごとに日本人の美徳には感動するし、そんな美徳が自分に備わってなくとも日本人に生まれたことを誇りに思えるし、フランス人にも自分の子供たちにも学んでほしいことが、山ほどあります。


だから、きっと、ロックダウンしなくても、大丈夫!
と、信じたい。


けれど。


大枠に入らない、もしくは入れなかった人や、大義や公益に反してしまった個人に、ちょっと冷たくないかな、と、思う時があります。


感染してしまった身近な人や、集団感染を引き起こしてしまった人を、責めないでほしい。


感染してしまった人は、ただでさえ体が辛いのに、自分を責めないでほしい。


3月下旬に海外から緊急帰国せざるを得なくなった人達に、「日本にウイルスを持ち込んだ」と後ろ指をささないでほしい。


降り立った空港から、車を借りて運転することもできず、迎えに来てくれる人もおらず、空港近くのホテルに2週間待機する為の費用等持ち合わせておらず、ホテルからは渡航先を遂げれば宿泊拒否にあい、やむなく公共交通を利用して、自宅まで帰らざるを得なかった人達を、「なんで国の要請通り、2週間待機しなかったんだ! 公共交通を使ったんだ!」と怒らないでほしい。


自粛圧力で生活が立ち行かなくなっている自営業の人達やアーティストたちを国が支援できないのであれば、余裕のある民間組織が手を差し伸べてあげてほしい。


そして、他の国に比べて日本政府は…と声をあげる人を、遠巻きに見ず、日頃から政治に興味を持ってほしい。
有事には、国がどれだけ迅速で有効な政策を進めていけるかで、自分たちの生活はこんなにも左右されてしまうのだから。


フランスでは、このウイルスによる厳戒態勢が解かれた後には、間違いなく現政府は、医療関係者の警告を蔑ろにし医療体制の拡充を怠り、初動が遅れた責任を問われ、糾弾されることでしょう。
そもそも、全国の市立病院では、医療サービスレベルを維持するための医療機材と人材の補充、労働待遇の改善を訴え、1年前から医療関係者によるデモが続いており、昨年11月に政府の提示した焼け石に水的な改善案に医療従事者が業を煮やしていたところに、この感染爆発。クラスター地域の病院では、既にキャパ越えで、他地域やドイツに患者が救急搬送されるという医療崩壊が起こっている状態です。
3月初旬には自由診療医有志が医療用マスクの支給が行われなかったとして国を、3月23日には600人の医師が1月中旬の時点で感染爆発を予測できていたにもかかわらず対策を執らなかった首相と旧厚生大臣を起訴しています。
3月末には全国規模のコロナウイルス被害者の会も設立されたと、ニュースになっていました。
今ですか? なんだけど、今だから、なのかもしれない。


活動自粛規制と全国全校閉鎖からわずか3週間で、破産申請する企業も続々出てきていて、3割の子供が「遠隔授業」からドロップアウトしているとして教育格差拡大が懸念されている中、国が相当の救済策や補償拡大を速やかに講じ、明日にでも実施していかない限り、この、国の責任を追及する動きは収まらず、黄色いベスト運動どころじゃないレベルのすごい社会運動になるに違いありません。
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これは、今年2月14日の、市民病院医療従事者によるパリでのデモの様子。
Manifestation du personnel hospitalier à Paris, le 14 février 2020. (JEROME GILLES / NURPHOTO)


フランス人は、不幸な成り行きを「仕方ない、こんな時世なのだから」と言って諦めることが大嫌いで、嫌なことを我慢しませんから。
とりあえず声を大にして国に文句を言う。
そもそも、国策の捻出費用は、私たちが払ってる税金なのだから、うまくやりくりできないリーダーには、市民がイエローカードや、レッドカードを突きつける権利があるのだ、と。


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